エアコンが冷えない!そんな時は

目次
考えられる主な原因とご自身で試せる対策、専門業者に依頼すべきケースについて解説します
エアコンが冷えなくなる原因はいくつかありますが、まずはご自身で簡単に確認できることから試してみましょう
1:フィルターの目詰まり
最もよくある原因の一つです。フィルターにホコリや汚れがたまると空気の流れが妨げられ、冷房効率が著しく低下します。
【対策】エアコンの電源を切り、フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取り、水洗いして完全に乾かしてから元に戻しましょう。2週間に一度程度の掃除が理想です。
2:室外機の周辺の障害物
室外機の吹き出し口や吸い込み口が物で塞がれていると、熱交換がうまく行われず、冷房能力が低下します。
【対策】 室外機の周辺に物がないか確認し、風通しを良くしましょう。特に夏場は直射日光が当たらないように日よけを設置するのも効果的です。
3:ドレンホースの詰まり
エアコン内部で発生した結露水が排出されるドレンホースが、ゴミやカビで詰まると、水漏れを起こし、運転が停止する場合があります。
【対策】ドレンホースの先端からゴミや虫が入っていないか確認し、可能であれば異物を取り除いてみましょう。ただし、無理に奥まで押し込んだり、勢いよく水を流し込んだりすると、かえって症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
専門業者への依頼が必要なケース
1:冷媒ガス不足
冷媒ガスが漏れていると、冷房運転ができなくなります。これは専門業者によるガスの補充と漏れの修理が必要です。
2:コンプレッサーの故障
エアコンの心臓部とも言えるコンプレッサーが故障すると、冷媒ガスを圧縮できなくなり、全く冷えなくなります。修理費用が高額になることが多く、場合によっては買い替えも検討するレベルです。
3:室外機のファンモーターの故障
ファンが回らないと熱交換ができず、冷えません。
4:基盤の故障
エアコン全体の動作を制御する基盤が故障すると、正常に作動しなくなります。
これらの場合は、無理に自分で解決しようとせず、速やかに専門のエアコン修理業者に点検・修理を依頼しましょう。プロの診断を受けることで、正確な原因特定と適切な処置が期待できます。