それ、故障のサインかも?放置は危険な住宅設備の「異音」聞き分けガイド

「いつもと違う音」、放置していませんか?
エアコンの「カタカタ」音、給湯器の「ブーン」という唸り声。「まだ動くから大丈夫」と放置していませんか?その異音は設備のSOSサインかもしれません。放置により簡単な修理で済むものが大故障に繋がったり、安全事故を引き起こす可能性もあります。
【設備別】危険な異音リストと原因
◆給湯器から聞こえる異音
・「ブーン」「ウー」という低い唸り音
原因:ファンモーターの劣化・ホコリ詰まり 危険度:中
・「ボンッ」という小さな爆発音
原因:不完全燃焼の可能性 危険度:高(ただちに使用中止)
・「ピー」という笛のような音
原因:水漏れ・給排気系統不具合 危険度:高
◆エアコンから聞こえる異音
・「カタカタ」「ガタガタ」という振動音
原因:フィルター詰まり・部品の緩み破損 危険度:低〜中
・「キュルキュル」という甲高い音
原因:ファンモーターの劣化・潤滑油不足 危険度:中
◆換気扇・レンジフードから聞こえる異音
・「ゴー」「ブーン」という大きな運転音
原因:ファンの油汚れ固着・モーター過負荷 危険度:中
・「カラカラ」「ジージー」という乾いた音
原因:モーター軸ズレ・内部部品破損 危険度:高
異音が聞こえたら?緊急度と取るべき行動
【緊急度:高】(爆発音・焦げ臭い匂いなど)
行動:ただちに使用中止し、専門家に連絡
【緊急度:中】(唸り音・甲高い音など)
行動:早めに専門家による点検を依頼
【緊急度:低】(軽微な振動音など)
行動:取扱説明書確認、フィルター掃除等のメンテナンス実施
まとめ
住宅設備の異音は重要なサインです。「いつもと違う」と感じたら専門家の判断を仰ぐことが、設備を長持ちさせ、大きなトラブルや高額修理費用を防ぐ最も確実な方法です