猛暑を乗り切るために住宅設備機器を活用する

猛暑が続く中、住宅設備機器を上手に活用して快適に過ごすための方法
エアコンの賢い使い方
☀設定温度の見直しと風量調整
室温28℃を目安に設定し、風量を「自動」にすると効率的です。設定温度を下げるよりも、風量を上げる方が節電になります。
☀サーキュレーターや扇風機との併用
冷たい空気は下にたまるため、エアコンの冷気を効率よく循環させるためにサーキュレーターや扇風機を併用しましょう。エアコンの対角線上に置いて上向きに風を送ると効果的です。
☀つけっぱなし運転の工夫
電気代を気にしてこまめにON/OFFするよりも、設定温度を上げてつけっぱなしにする方が効率的な場合があります。ただし、フィルターが汚れていると冷房効率が落ちるので、定期的なフィルター掃除は必須です。自動おそうじ機能付きのエアコンでも、数時間はエアコンを休ませて内部クリーン機能などを活用すると良いでしょう。
☀室外機の周りの確認
室外機の吹き出し口が塞がれていたり、直射日光が当たったりすると冷房効率が低下します。室外機の周りに物を置かない、日よけを設置するなどの対策をしましょう。
☀帰宅時の換気
室内が外よりも暑い場合は、まず窓を開けたり換気扇を回したりして、こもった熱気を外に逃がしてからエアコンをつけると効率的です。
換気扇の活用
☀風の通り道を作る
窓と対角線上の位置にある換気扇を料理中以外も稼働させると、部屋全体の熱を効率的に排出できます。
☀強制的な空気の入れ替え
風のない蒸し暑い夜などは、窓を開けて換気扇(特にレンジフードは強力)を回すことで、強制的に空気の流れを作り、室温を下げることができます。
☀24時間換気システムの活用
24時間換気システムが設置されている場合は、止めずに稼働させて室内の空気を常に新鮮に保ちましょう。熱交換型の換気扇なら、冷房効率を下げずに換気が可能です。
日差し対策
☀遮光・遮熱カーテンの活用
窓からの日差しは室温上昇の大きな要因です。厚手の遮光カーテンや遮熱カーテンを閉めることで、日射熱の侵断効果を高め、冷房効率を向上させることができます。特に1級遮光や完全遮光のカーテンがおすすめです。
☀室外での日差し対策
すだれ、よしず、グリーンカーテン、オーニングなどを窓の外に設置する方が、室内側での対策よりも効果が高いとされています。
☀内窓の設置
既存の窓に内窓(二重窓・二重サッシ)を設置することで、窓からの日射熱を低減し、冷房効果を高めることができます。断熱性の向上にもつながり、電気代の節約にも貢献します。