住宅設備の延長保証はいまや標準?

一つの選択肢として

かつてはオプションという位置づけだった住宅設備の延長保証ですが、現在では多くのメーカーや販売店が提供しており、新築やリフォーム、機器の交換時の一般的な選択肢として広く認知されつつあります。
「標準装備」とまでは言えませんが、加入を検討することが当たり前になりつつあるのが現状です。

なぜ延長保証が注目されるのか?

住宅設備のメーカー保証は通常1〜2年で終了します。しかし、給湯器や食洗機、浴室乾燥機といった設備は、メーカー保証が切れた後から故障が増え始める傾向にあり、10年後には故障率が20%近くに達する製品もあります。
万が一故障した場合、高額な費用がかかることも少なくありません。
「メーカー保証終了後の万が一の出費」に備えるため、延長保証のニーズが高まっています。

延長保証のメリット・デメリット

・故障や不具合が発生した際、保証規定内であれば無料で修理が可能
・修理にかかる部品代や作業料、出張費などが保証されるため、家計への負担を軽減できる
・修理連絡などの窓口が一本化され、手続きがスムーズ
・故障しないまま保証期間が終わる可能性 結果的に保証料が掛け捨てになることも
・経年劣化による性能低下や、使用上の過失による故障は対象外となる場合が多い